くますけ通信 第85号

         くますけ通信    第85号  大丸薬局
   鳥の巣
 新緑がきれいですね。玄関の軒先が壊れて、一部穴が開いていた所に 鳥が巣を作っていました。朝、私が玄関を開けると その穴から鳥がバタバタと飛び出します。ツバメではなくハトのような大きな鳥です。何とか穴を塞がなくてはと、兄貴に「連休に直して」とお願いしていたところ来てくれました。
 板を外してみるとワラがたくさん出てきます。2㎝位の青い卵が4つ転がりました。友人に訊くとハトの卵は白いとのこと。私がハトと思っていた鳥はなんだったのでしょう?卵のうちでよかった。ヒナが4羽だったら困ったわと思ったのですが、これも人間のエゴですね。鳥からみれば子供4羽がいなくなったと同じこと。私は自分の家を守るため4つの命を犠牲にしました。
 人間は生きていく中で、無意識であれ、意図的であれ、多くの人間以外の命を犠牲にして生きています。それゆえ、そのことを謙虚に受け止め、生かされていることを大切に思うべきだと思います。生きたくても生きれない命や、前途ある命が失われるとき、本当に胸が痛む思いです。
 けれど人間はすてたものではないので、熊本に行くボランティアの人々や被災地の人々は生きることと戦い、頑張っています。一日も早く余震が治まり、これ以上の被害が出ませんようにと祈るばかりです。今ある安全に感謝しましょう。

くますけ通信第84号

         くますけ通信    第84号  大丸薬局
   介護
 テレビでは、毎日 九州の地震速報が流れています。岐阜は 穏やかでありがたい土地だと感謝していますが、現地では心痛の絶えないことと思います。早く鎮まることを願うしかありません。
私の実家は、 一階の柱を抜いて民家を店に改装しているので、昔から母が 地震が起きても表に逃げないようにと言っていました。実家では、行き場所はお風呂場と決めてあり、仮につぶれても其処を探すことになっています。
3月の終わりのことです。娘の引っ越しで朝早くから動いて、店を開けて2時間たったころ、姉から電話で「母がデイサービスで熱を出しているから、迎えに行ってほしい」とのこと。仕方なく臨時休業にして 母を迎えに行き、その後病院に連れて行き、そのまま家に連れてきました。売り出し期間なのに、30日31日とご来店のお客様には大変ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。
いつも母の元気に甘えていて、いつか介護が必要になるとわかりながら、深く考えないようにしていました。母が熱を出して、仕事と介護の両立の難しさを改めて感じました。幸い肺炎にもならず、入院もなく一週間で回復してくれて安心しました。仕事と介護を上手にこなしていらっしゃる方、お知恵がありましたら教えてください。本当に健康は何よりありがたいですね。

くますけ通信83号

         くますけ通信    第83号  大丸薬局
   引っ越し
  お彼岸とともに、暖かくなりましたね。3月と言えば引っ越しの季節。4年前に2人の息子の引っ越しを、同じ日の行い、大変な思いをしたことを思い出しました。
今年も、息子の引っ越しに振り回されています。卒業後、就職してくれるとばかり思っていた息子が、大学院に行くことになりました。大学の寮に残れるかが決定したのが18日。残れなかった場合を考え、アパートの手付はしていたものの、結果はA寮からB寮への移動となり、想定外の引っ越しになりました。A寮にいられるのは25日まで。B寮に入れるのは4月1日以降。つまり、荷物と身体は1週間ほど居場所がありません。急きょ、倉庫ありの引っ越し屋を探すことになりました。出る、入るの2回分のトラック費用と倉庫の預かり代で、その費用10万円以上。その上片づけを1週間で行うという慌ただしさ。
無事に引っ越しが終わるようにと、お彼岸に父のお墓参りに行って、私の卒業時にも父がトラックで来てくれたことを思い出しました。あの頃は、あたり前に思っていた親のありがたさを、子供を育てながら時々思い返すようになりました。父が亡くなって36年。母は「今もお墓参りに来てくれるのはあなただけよ」と嘆きます。
親も子供に頼られている内が華でしょうか?あと2年、子離れは延びてしまいましたが、苦労も親孝行と思いがんばらせてもらいます。

くますけ通信82号

         くますけ通信    第82号  大丸薬局
   結婚式
   春はゆっくり近づき、雨と春風を繰り返しています。我が家の2月の大仕事は、甥っ子の結婚式でした。姉の4男で甘えっ子。大仕事になったのは、本人が 従弟にあたる私の子供たちまで出席してほしいと言ってきたことから始まりました。
   それで、私が孫の結婚式に出たがっている母を呼んでほしいと言ったのが 姉の怒りに触れました。90才の母、当人からは祖母ですが、姉は90才の老人が結婚式に出席なんて無理と思っていて反対。私が介助役をずっとやることで、やっと説得できました。式場は名古屋だったのですが、母に電車は無理なので、前日に迎えに行き、当日私が車で連れて行くことになりました。当日朝、私と一緒に美容室できれいになった母は上機嫌。
   実は、式直前まで、姉の家では親子でもめていて、私のところに姉のグチが入りました。姉いわく、結婚式を当人たちのものととらえている若者と、昔ながらの家同士の結びつきと考える親側の対立と言いますか、ありがちな話と思いますが、結局は 当人たちの幸せのためにと 親たちが折れることになりました。式当日、満面の笑みのご両人と複雑な顔の親たち。
   我が家では 子供達の良い体験になり、話し合いの機会を与えてもらえたので、よい勉強になりました。帰りに母が「本当に良い日だった。結婚式に出席できてよかった。あなたのおかげよ」と言ってくれたことで、私の疲れも甲斐がありました。

くますけ通信80号

   くますけ通信   第80号  大丸薬局
    コンサート
 中学からの友人が、ママさんコーラスのコンサートをするというので、チケットを頂きました。受け取ったのは夏。危うくしまい忘れになるところでした。12月初めに多治見まで出かけてきました。
 開場は12:30で開演13:30.友人からは「駐車場がないから12:30に来てね」と言われていて、遅れないようにと急ぎで行きました。車を停めて、入場後に1時間で食事ができると勘違いしていた私。席をとって気づきました。受付でチケットを渡してしまったので、外に出られません。おかげで昼食を取り損なってしまいました。
 出演メンバーに同級生が3人。その為観客の中には同級生の顔が何人かありました。コンサートは3部作で、Ⅰ部は普通に歌を、Ⅱ部はお芝居仕立て、Ⅲ部には手話も加えて、休憩ごとに着替えも入り、かなり出演者は忙しかったと思います。
 歌ごとに出演者が移動する様子は、踊りの時の立ち位置の参考になりました。出演者数は、私の踊りのグループとほぼ同じ人数ですが、並び方によって、とても大勢に見えることが分かりました。又、歌う時の手の動きにも、意外と目がいくこと、先生が手の角度や向きに厳しく注意をされる理由が分かりました。どんな時にも、学び取る気持ちがあれば、勉強の機会になると感じました。いろんなことに関心を持つ気持ちを忘れないようにしましょう。今年もくますけ通信をご愛読いただき、ありがとうございました。

くますけ81号

         くますけ通信    第81号  大丸薬局
   喜びと悲しみ
 本年初のくますけ通信です。今年もよろしくお願いします。年賀状を 頂くとき、新年の便りの他に、訃報を知ることはありませんか? 私は昨年、父方の伯母を亡くし、家族葬でされたので、知ったのは後になってからでした。
 伯母の年齢は98才。 悲しみが湧かなかったのは、2年前、伯母自身から「会いに来てくれないか?」という電話をもらったからです。足も歩けているし、元気な様子でした。伯母は「自分の息子、娘にも話したことのない話だけど」と話し始め、私は 伯母がお墓にまで持っていきたくないなら、私に話してすっきりしてくれたらいいと思い聴いていました。充分に話ができたので、私は伯母の死を悲しまず、上手に人生を終えてくれたと思っています。
 正月、私は母とじっくり向き合うことで、母のどこが弱ってきたかを観察することができます。最初に気づいたのは耳です。私には聞こえるテレビの音。母は「何も聞こえないから音を大きくして」と言います。それで、時間つぶしに、絵を描くことにしました。花を描いてもらうと、けっこう集中していて、小学生並ではありますが、安心できる出来映えです。
 デイサービスのおかげで、去年より足が上がるようになり、お風呂のまたぎや椅子からの立ち上がりもしっかりしています。衰えていくばかりと思っていたのに、鍛えれば人間いくつでも回復していくのだと母を見て思いました。母の元気が私の喜びです。私も伯母や母を見習って、老いていきたいと思います。「今が幸せ!」の積み重ねが 結局は一番の幸せではないでしょうか?